セルフマネジメントに必要な7つの習慣

セルフマネジメントとは自己管理ということをお伝えしました。
自分を管理するということは自分を知ることから始まります。

○思考のクセ
○行動パターン
○モチベーションの上がり下がり
○好き嫌い
○得手不得手

このような自分自身の特性を知ることで
自分の身体の管理や心の管理も出来るようになります。
セルフマネジメントするにあたり
簡単なようで一番難しい項目が
「自分を知ること」なんです。

そして大切なことは「思考のクセ」
あなたを作り上げるのはあなたの思考です
その思考でさえ、マネジメントすることが大切なんです。

自分自身を管理できたとしても
向かうべきゴール（目標）が分かっていないと意味がありません。

自身または組織として向かうべき目標を
あなたの中で明確にすることが重要となります。
そして、組織であればその中でのあなたの役割も
知っておく必要があります。

自身の能力と役割を知って目標を明確にし細分化し
行動に移すことが大切になります。

そしてここでも大切になってくるのが
「思考の大切さ」
目標に対する障害をどう乗り越えるか
どうやって目標をクリアするかは、思考によって左右されます。

向かうべきゴール（目標）が分かると、後は行動するだけです。
自身が、組織が、よりよく行動できる仕組みを作りましょう。

仕組みと聞くとすごく大掛かりなことに聞こえますが
もっと簡単に言えば行動できる習慣を作るということ。

それは組織であれ個人であれ良い習慣に身を置くことが
セルフマネジメントに繋がります。

良い思考も習慣によって身につくこともあるでしょう
習慣の力というのはとても大きなエネルギーとなります。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第１の習慣は
「主体的である」ということ。
ささいな行動や言動も、感情に身を任せることなく
受け身で行動するのではなく
「自分で選択をする」という意識が重要です。

主体的でない人の共通点は
「何でも他人のせい」ということ。

主体的な行動をするためには
主体的な言葉を使うことが大切です。

上司が○○だから・・・
彼が○○だから・・・
妻が○○だから・・・
世間が○○だから・・・

といった相手軸の言葉から

私は別のやり方を探してみよう・・・
私は○○と思う
私は○○するのを選択する・・・

という様に主体的な言葉に変えることが第1の習慣です。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第2の習慣は
「終わりを想い描くことから始める」ということ。
前進するために「終わり」を設定するということです。

「すべてのものは2度作られる」と言います。
例えば家を建てるなら、まずあまたで想像して設計図を作る。
その後実際に設計図通りに作る。といった感じです。

人生も同じで
①人生の方向性をイメージし
②実際に達成させていく
という様に2度創造されます。

明確な目的をまず考えて自分を導く
このようなリーダーシップ的な考え方が必要です。

リーダーシップとは目的を考え
そこに到達するために何をすべきかを検討し
人や自分を導くことです。

終わり（目的）に向かって自信を導く
リーダーシップを発揮しないといけません。

目的が曖昧だとやるべきことも曖昧になります。
その曖昧さは行動の選択基準も曖昧になり目的に到達できません。
明確な目的を持ってこそ
やるべきことを主体的に選択できるようになります。

このように終わりを想い描くことが
第2の習慣です。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第3の習慣は
「最優先事項を優先する」ということ。

セルフマネジメントの中にはもちろん
時間管理も含まれていますが
「時間を管理する」ということが逆に
成長を妨げる原因となることもあります。

時間を管理し、スケジュールに隙間なく予定を入れ
すべて消化し効率的に毎日過ごすことで
充実した生活を手に入れられるわけではありません。

スケジュールを重視するあまり
「時間が来たら終了」という発想になり
1つ1つの事柄がいい加減に済まされてしまうこともあります。

時間を管理するという意識ではなく
「最優先事項を優先する」という
意識こそ大切な考えです。

活動は4つの領域に分けられると言います
第Ⅰの領域
　緊急で重要なこと
第Ⅱの領域
　緊急でないが重要なこと
第Ⅲの領域
　緊急だが重要でない事
第Ⅳの領域
　緊急でも重要でもない事

この場合大切なのは第Ⅱの領域
緊急でないが重要なことが
人生を充実させることに繋がります。

第Ⅲ第Ⅳの領域をなるべく減らし
第Ⅱの領域を広げていくことが大切です。

そのために必要な考え方が
「役割」と「目標」
あなたの役割ごとに目標を設定し
後回しになりがちな第Ⅱの領域に入るものを
極力選んでいきましょう。

例えば
あなたが「営業」という「役割」ならば
第Ⅰの領域である緊急で重要なことは
・締め切りのある仕事や約束となりますが

重要なのは
第Ⅱの領域で緊急ではないが重要なこと
・人間関係づくり
・仕事の勉強の準備や計画
この第Ⅱの領域を増やしていくことが
大切になります。

最優先事項を優先する
これが第３の習慣です。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第４の習慣は
「Win-Winを考える」ということ。

双方にメリットのある道が真の正解
勝者がいれば敗者がいるという考えは間違いです

セルフマネジメントを活用すると
目標を達成する、いわゆる成果得る習慣が
付くようになります。

成果を得るということが
相手を負けさせることに繋がらないように
気を付けないといけません。

例えば簡単なことで言えば
自社が儲けるために下請け企業に
無理な取引を強いることや

上司が楽をするために
部下に仕事を押し付けるなど
これはWin-Winではなく
Win-Loseという考えです。

「誰かのために」「与える人」という
発想がWin-Winという関係を生み出します。
Win-Winは決して理想論ではなく
確実に存在する道の1つです。

誰かが勝てば誰かが負けるといった
Win-Loseのような考え方を捨て
Win-Winの発想で物事に取り組みましょう。
それが第４の習慣です。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第５の習慣は
「まず理解に徹し、そして理解される」ということ。
プレゼンなど発信する力を重視する人は多い傾向にありますが
聞く力を重要視する人は少ないかもしれません。

教える、伝えるといったティーチングの
技術ももちろん大切なんですが
より深く聞き、理解するという力も
人間関係を構築するにあたり重要になります。

簡単に言えば
「話す」ことより「聞くこと」から始めるべきなんです。
それは、第４の習慣のWin-Winを考えるために
より聴くことに集中するんです。

そして相手の事をよく『聴く』人は
誰よりも信用され、信頼されます。

最近、流行している論破では
Win-Loseの関係になってしまい
お互いいい関係にはなりません。

言葉の正しさでは人の心は動きません
オオカミ少年の例を出すと
少年は最後に正しい言葉を言ったのに
村人は動きませんでした。

それは少年に信頼が無かったから。
いくら正しい言葉であっても信頼が無ければ
相手に聞いてもらえません。

だからこそ聴くことに徹して
相手を理解しましょう。

まずは理解に徹することが
第５の習慣になります。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第６の習慣は
「シナジーを創り出す」ということ。

お互いに納得できる「第３案」は必ずある！
シナジーというのは、個別のものを合わせて
個々の和より大きな成果を得ることです。
足し算ではなく掛け算ということ。

シナジーの本質は違いを尊重することです
違いとは
性別・年齢・出身地・仕事・立場・役割
すべての違いです。

コミュニケーションの質が高ければ高いほど
シナジーは起こります。
妥協的コミュニケーションではなく
シナジー的コミュニケーションが必要なんです。

シナジーを起こすには忍耐が必要ですが
妥協した案よりも比べ物にならない成果が出ます。

シナジーを創り出すというのが
第6の習慣なんです。

セルフマネジメントに必要な7つの習慣の
第7の習慣は
「刃を研ぐ」ということ。

日々、自分の器を育てる
これが7つ目の習慣になります。
自身の器を育てるために
1.身体
2.精神
3.知性
4.社会性（つながり）
この4つの側面でバランスよく
刃を研ぐことが必要です。

要は1～6の習慣を
継続して続ける習慣ということです。
この7つの習慣は一つ一つが独立しているのではなく
1つ目の習慣から順序良く繰り返していくことが大切です。

この7つの習慣を続けている限り
あなたの人格はどんどん成長し
より良い思考・行動・選択が
出来るようになります。

この7つの習慣を繰り返すことで
あなたのセルフマネジメントは
より効果を発揮するでしょう。